次世代を担う“5G”とその特長を簡単に解説

2021年12月13日

皆さんこんにちは!
インフラサービスチームの吉野です。

今話題の“5G”ですが、皆さんも「速い!」というのはイメージとして持っていると思います。
ですが、よくよく考えてみると、意外と5Gのこと詳しく知らない、という人も多いのではないでしょうか?
ですので、今回は5Gの“特長”について簡単にご説明していきます。

“5G”って何?

5Gとは、1Gから続く移動通信システムを更に発展させた次世代の通信規格で、
「5th Generation(第5世代移動通信システム)」の略になります。
IoT(Internet of Things)などネットワークに接続するモノが今まで以上に増え、社会がより便利に、快適になる上で5Gの活用は不可欠になってくるでしょう。

では、簡単におさらいができたところで本題の特長に入っていきましょう。
5Gには、大きく分けると、「高速・大容量」、「高信頼・低遅延」、「多数同時接続可能」という3つの特長があります。以下ではそれぞれの特長をもう少しだけ詳しくご説明します。

1.高速・大容量

5Gでは最大通信速度が20Gbpsとなっており、これは従来の4Gと比較すると約20倍となっています。
これにより4K・8Kなどの動画配信や、VR・ARなどのサービス、膨大なデータの送受信を行えるようになります。

2.高信頼・低遅延

5Gでの伝送遅延は1ms程度になると言われています。
これは4Gと比較して約1/10ほどのレイテンシ(※1)であり、遅延が発生しづらい、ということは
それだけラグが少なくなることになり、オンラインゲームなどが快適に行えるようになるだけではなく、遠隔から手術ロボットを操作する「遠隔医療」、コンピュータの遠隔制御で行う「自動運転」の実現には必要不可欠でしょう。

※1…転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる、通信の遅延時間のことを表すデータ転送における指標のこと。値が低いほど遅延時間が少ない。

3.多数同時接続可能

5Gでは100万デバイス/㎢の同時接続が可能となっており、これは現在主流の4Gと比較すると10倍にもなります。
今後、5Gがさらに社会に浸透し、スマートフォンだけでなく、スマートウォッチなどのウェアラブル端末やスマート家電がIoTデバイスとして普及していくためにも必要不可欠なことでしょう。

5Gの特長と4Gとの比較を整理すると以下の表のようになります。

ここまで5Gの特長を簡単にご説明しましたが、いかがでしたか?
いろいろと便利な印象を受ける5Gですが、当然デメリットも存在します。
機会があればデメリットもご説明しますが、5Gが今後普及していくことをイメージして、うまく活用していければ、私たちの生活はより快適になるのかもしれませんね。

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