ソーシャル・ビジネスに取り組む教育・研究機関

2022年1月24日

私はグラミン銀行創設者で2006年ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士が提唱する経済システムを調べはじめました。
ユヌス・ソーシャル・ビジネスとは、ビジネスを通して社会問題を解決しようとする経済システムのことです。
前々回 https://www.next-jp.net/blog/3835.html
前回  https://www.next-jp.net/blog/4029.html

まずは復習です。
ユヌス・ソーシャル・ビジネスの原則は、以下の7つです。
1)ビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、貧困、教育、環境等の社会問題を解決すること
2)経済的な持続可能性を実現すること
3)投資家は投資額までは回収し、それを上回る配当は受けないこと
4)投資の元本回収以降に生じた利益は、社員の福利厚生の充実やさらなるソーシャル・ビジネス、自社に再投資されること
5)ジェンダーと環境へ配慮すること
6)雇用する社員にとってよい労働環境を保つこと
7)楽しみながらビジネスをすること

今回は関係企業・団体等と連携し、ソーシャル・ビジネスの技術開発研究を推進している機関をご紹介します。
ユヌス&椎木ソーシャル・ ビジネス研究センター(以下、SBRC)
https://sbrc.kyushu-u.ac.jp

私たちNEXTシステムズ(本社:福岡市)と同じ、九州・福岡を拠点として研究活動をされています。

無医村、被災地、過疎地など医療サービスが届きにくい場所が世界各地にはたくさんあります。
そこに安価で安全で安心できる医療サービス提供を実現するため、遠隔医療システムを開発するといった取り組みを研究されていることが
SBRCのWebサイトでは報告されています。

<< 主なプロジェクト >>

GramHealth
患者、医者、政策立案者のためにヘルスケアのビッグデータ解析を行う。

GramCar
低所得者のための新しいカー・シェアリングモデル。各家庭が社会的サービス(医療、教育、学習、買い物)にアクセスできるようにする。

GramAgri
農業者が使いやすい技術によって、健康的な野菜を生産し、小規模農家へ収入をもたらす。

GramWeb 一つのグローバルビレッジを作るために、村民をネットでつなぐ。
8万5千もの村のウェブサイトを管理・運営している。村の社会的ニーズのアーカイブである。

ほかにも・・・
バングラデシュ、インド、パキスタン、カンボジア、タイでは、多くの社会実験環境を構築し、技術、社会、ビジネス的な側面での適合性を検証中。
すでに45,000件以上の健康記録に問診、検診、会話、処方箋データが入っており、学術分野でも貴重な途上国型医療ビッグデータが構築されているとのことです。

このような取り組みが進められていることを、みなさんはご存知だったでしょうか?
私はまったく知りませんでした。たいへん恥ずかしい思いです。

【参考】2019年に開催された国際会議での論文発表について
http://socialtech.gramweb.net/publications/journals/

また、現代の社会的課題を特定しアプローチしていることも特徴的です。

世界の人口の半数以上は、必要不可欠のサービスの全てを享受できていません。
1億もの人々は、医療費支出が原因で極端な貧困を強いられており、1日に1ドル90セントかそれ以下の生活を送らざるを得ません。
彼らの多くは、ヘルスケア・インフラ(診療所、医者等)が十分でない地域に居住しています。

私たちNEXTシステムズは、次世代の社会システムづくりに貢献する企業です。
上記のような社会的課題と向きあうことがとても大切であり、あらためて理念に立ち返り、事業を研鑽していくことが求められているのではないでしょうか。

いままでのブログと同じ問題提起で結びとします。
みなさんの事業や取り組みの目的は明確になっており、利害関係者に理解されているでしょうか?

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