少しの工夫であなたの資料がもっとステキに! ワンポイントデザインレッスン~おまけ編~
いつもお世話になっております。NEXTシステムズの河村です。
過去3回に渡って続けてきたワンポイントデザインレッスンですが、
今回はその解説の中で漏れてしまった内容について紹介を行う記事となっています。
その為、本編記事を一読されてからこちらの記事を読まれることをおススメ致します。
今回は~色の心理効果と相性編~、についての追加説明が殆どとなっていますのでそちらは特に事前に読んでおくと良いかもしれません。
第1回:ワンポイントデザインレッスン~基礎知識編~
第2回:ワンポイントデザインレッスン~色の心理効果と相性編~
第3回:ワンポイントデザインレッスン~フォントの種類と選び方編~
色の見え方~色の3属性~
色の心理効果と相性編においてポスターの中に色あいの異なる赤を2色入れたのは良いものの色が近すぎた結果、ほとんど同化してしまっている。という例が有りました。
赤、という色1つにとっても様々なバリエーションの赤がこの世界には存在しています。
それこそ最近、某芸能人が「白って200色あんねん」ってテレビか何かで言っていましたね。
そして、色を細かく分類するうえで欠かせないのが今回紹介する色の3属性です。
・色相
・明度
・彩度
の3つを要素とし、人間は色を区別しています。
色相は色のグループ分けの事を指します。
赤系、黄系、緑系、青系と大きく4つのグループに分けていくのが一般的とされています。
ピンクは赤系、水色や紺色は青系のグループ、といった感じです。
何故この4色に分類しているかというと、虹のスペクトルを参照にしているとされています。
虹は、下から赤→橙→黄→緑→青→藍→青紫の順に色が変わっています。
これを環のようにつなげる事で色が連続して変化しているように見えます。
これが色相環と呼ばれるもので、学校の美術室などでよく置かれています。
明度とは色の明るさを指す言葉です。
明度が高ければ明るくなり、明度が低ければ暗くなります。
同じ青色でも水色は明度の高い青色、紺色は明度の低い青色、という扱いになります。
彩度とは色の鮮やかさを指す言葉です。
彩度が高ければ原色に近い色に、再度が低ければ無彩色のくすんだ様な色になります。
そして、明度と彩度を縦軸横軸の関係にする事で1つの色を様々なバリエーションに表現する事が可能になります。
色が持つ様々なイメージ
黄色と灰色をベースにした銀行の決算報告書と幼稚園の入園ポスターを紹介し、色にはそれぞれ連想されるイメージがある、という事を紹介しました。
そこで各色が持つ大まかなイメージについて紹介をしていこうと思います。
赤:熱い、派手、情熱的など
オレンジ:暖かい、陽気、楽しそうなど
緑:さわやか、平和、自然など
青:寒い、澄んだ、静かなど
紫:高級感、上品、毒々しいなど
ピンク:女性的、柔らかい、甘いなど
白:清潔、軽い、純粋など
黒:暗い、重たい、シックなど
まとめ
さて、本編3回おまけ1回に渡って紹介してきたワンポイントデザインレッスンですがこれにて終了です、長きにわたりお付き合いいただきありがとうございました。
次回からは新しいシリーズ物の予定なのですが構想はまだありませんので何も思いつかなければワンポイントデザインレッスンの続きになるかもしれません。
次回の記事でお会い致しましょう、それでは~(/・ω・)/
参考文献
文部科学省後援 色彩検定公式テキスト
内閣府公認公益社団法人 色彩検定協会 発行
https://www.aft.or.jp/pages/official-product-orders
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