【士魂商才】「コストorバリュー」:〔GoodMorningMail(第 243号)〕

2012年1月05日

メール配信をさせていただいている、皆様へ。
おはようございます、森島です。

北陸を中心とした、日本海側では大雪だそうです。
今日も風が強く、寒日となりそうです。

福岡地方の天気は「曇りのち晴れ」、
昨日より少し気温は高く、7度だそうですが、
防寒対策はしっかりとしたほうがよさそうです。

今日も良い日になりますように。

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「コストorバリュー」

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御存知の通り日本企業は、終身雇用制度に基づき、
経営と現場が一体となって高度経済成長の道を歩んできました。

そしてその後、バブル経済という最高潮の時期を過ぎると
派遣型の雇用形態の割合が高くなり、また、アウトソーシングなどの
業務形態が定着し雇用の状況も様変わりしてきました。

われわれIT業界も、
もともとは社内で開発していたコンピュータシステムを
外作化してその企業のコストの部分を引き受けてきた歴史があります。

これが専門化を進め、ひとつの業界を形作ってゆきました。

こうして考えると、
企業におけるコストの部分を外出しにしてこのコストを低減し、
利益を上げてゆく手法が、収益を支える一つの手段となったように思います。

そして、雇用形態の変化に見られるように、
人材も「コスト」として取り扱われるようになり、
契約社員やアウトソーシングを活用するようになりました。

しかし元々、成長を続けた日本のものづくりの現場では、
人材は、「コスト」ではなく収益を生むエンジンで、
「バリュー」として位置づけられていたのではないでしょうか。

確かに、資源のない我が国で、材料を仕入れ、ものづくりをし、
収益を上げてきた生産モデルが習熟した中では、「人材」が製造に関わる
コストとして取り扱われることは致し方ないことなのかもしれません。

そしてさらに収益を上げるために、効率化されライン化され、
人材は「コスト」化され、減少し、外部化してゆきました。

しかしながら、状況が様変わりし、ものづくりの現場を
海外に移転することが加速して、日本経済が製造業からサービス業への
シフトを余儀なくされている今、人材を「コスト」として捉えると、
相当なパワーダウンを、強いられるように思います。

ちなみに、昨今「えんぴつ土方」と揶揄されているIT業界は、
現場でシステムづくりやコンピュータ環境構築をする業態のため
全ての人材を「バリュー」と見なして当然なのですが、
はたしてどうなのか?

人材が「コスト」ではなく真の「バリュー」となり、認知されると
状況は一変するのかもしれません。

今後、あらたな事業、あらたな産業が求められている
現状においての急務は、人材を、

「コスト」から「バリュー」に転換してゆくこと。

”硬い頭を柔らかくする””動かない牛を歩かせる”
くらいに難しいことで、大変な労力が要りそうですが、
とても大切な事だと思います。

それでは今日も一日宜しくお願い致します。

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/森島 潔

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