【士魂商才】「巧言令色少なし仁」〔GoodMorningMail( 第285号 ) 〕
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平成24年9月13日 【士魂商才】〔GoodMorningMail( 第285号) 〕
■「巧言令色少なし仁」
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まだまだ暑さが続きます、
季節の変わり目で日較差が大きくなり
夏の疲れを感じるこの頃です。
ご自愛の程を。
※日較差(にちかくさ、にちこうさ)
一定の場所における1日の最高気温と最低気温の差。
■今日の言葉(100日100言その7)
君の身体には祖先の血が流れている。
それが歴史というものなんだ、
そこをよくよく考えなくちゃいけない。
…………………
小林秀雄(文芸評論家)
※歳を重ねるとこの言葉がなるほどと感じます。
青年期は全く煩わしいと思っていましたが。。。
それでは本日のテーマ
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【「巧言令色少なし仁」】
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■論語(学而)から
『子曰く、巧言令色少なし仁』
(こうげんれいしょく、すくなしじん)
「仁」のこの一時は、孔子の生命であり、
『論語』20篇の血液である、
と渋澤栄一翁の著書には、書かれています。
「仁」をもって倫理の基本とするとともに、
政治の根本でもある、王政王道も
「仁」から出発するものであるとしています。
そしてまた、
実業界も『仁』をもって大もととしなければならない。
『仁』を大もととすれば、
工業に粗製濫造はなく、商業に詐欺違約は起こらず、
商工業の道徳は高まる。
とも述しています。
■軟弱軽薄
「巧言令色少なし仁」とは、
人に接するのに弁舌を巧みに使い飾り、あるいは、
顔色、物腰をきれいにし、ひとに喜ばれようと努め、
外見の体裁だけにこだわるよう人は、悪意はなくとも
不仁者が多いものだと、孔子が門人を戒めたものです。
営業職やお客さまと接する仕事をしていますと、
傾向的に「巧言令色」になりがちです。
当然、お客様に喜ばれようとしますし、
エチケット、マナーとして、外見も気にします。
サービス業としては当然の心構えとなります。
また、お客様に丁寧に受け答えをするとなると、
わかり易く言葉を飾ることもします。
それが日常になり、そして口だけになると「少なし仁」
となりそうです。
■知行合一
「少なし仁」とならないよう、個人だけでなく、組織も
知っていることと行いが合致するように努力すること、
口に出したことは実行すること、
これらが、信頼を得る道であるとあらためて感じております。
そのためには、
知っていることと、実行できることを
それぞれがしっかりと認識し人に伝えなければ、
と思いますし、やるべきことを実行できるように、
日頃から研鑽をしなければならない、
学ぶことは楽しいが、実行することは大変なこと、
言葉の重さを痛感する次第であります。
それでは、今日も一日宜しくお願い致します!
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