心理学入門②

2022年5月26日

NEXTブログをご覧の皆様、NEXTシステムズのITサービス事業部サービス開発チームの田中です。

前回から引き続き「心理学」をテーマに取り扱っていきます。
今回の記事では心理学の父と言われたヴント教授が、どのような手法で心理学を研究していたかをご説明していきます。

要素主義とは?

ヴント教授は「実験心理学」という手法で心を研究していました。
その中で「内観法」と呼ばれる実験は、外部から刺激を与え、参加者に「どう感じるか?」と尋ね、
結果を記録、測定を繰り返すという方法でした。
感覚や意志、感情といった「要素」に基づき、人の意識がどのように構成されているかを研究することから、
ヴントの心理学は「要素主義」と呼ばれていました。

要素主義への批判

しかし、内観法は実験参加者が嘘を付く(刺激を受けているが、受けていないと報告する)可能性もあり、
客観性に問題がありました。人の意識を要素に分けて考えることはできない、内観の反応は信頼性が低いなど批判があったことから、「ゲシュタルト心理学」「精神分析学」「行動主義心理学」といった学派が生まれることになりました。

・ゲシュタルト心理学(ヴェルトハイマー)

・精神分析学(フロイト)

・行動主義心理学(ワトソン)

あとがき

ヴントが考案した内観法は、上記の学派から批判を受けることとなりましたが、
批判の対象としての「実験心理学」があったことから、ヴントは現代心理学の祖と呼ばれたりもするそうです。

次回は本記事で説明したそれぞれの学派、提唱した代表的な心理学者などをご紹介していきたいと思います。
それでは皆様、ご覧いただきありがとうございました。

<参考文献>

人と社会の本質を掴む心理学 内藤誼人(著)
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2786-9

心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)無藤隆 (著), 森敏昭 (著), 遠藤由美 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28916345.html

少しの工夫であなたの資料がもっとステキに!                    ワンポイントデザインレッスン~基礎知識編~

2022年5月23日

いつもお世話になっております。NEXTシステムズの河村です。
いきなりですが皆様は資料を作成された事は有りますか?
取引先に見せる大事なプレゼン資料、後輩へ仕事を引継ぐ際の引継ぎ資料、週次報告書などなど…会社勤めであれば資料を作成する機会は非常に多いかと思います。
そんな中でも「資料を作ったけど伝えたい事があまり伝わってないような…」という経験をした事はないでしょうか。
今回から私が執筆する記事はそのような方々へ向けた、ほんの少しの工夫でより伝えやすくなるステキな資料作りのポイントを紹介するものとなっています。
基礎知識編、色の心理効果と相性編、フォント選び編の全3回に分けて少しずつ紹介していきますので是非最後までお付き合いくださいね♪

デザインの4大原則

良いデザインとされるものには必ず4つのポイントが存在すると言われています。デザインと聞くと、美しい美術作品や建築物、商品ラベルに書かれたイラストやロゴを思い浮かべるかもしれませんが、資料作りにおいても例外ではありません。
そんな4大原則は以下の通りです。
・近接
・整列
・反復
・コントラスト
単語だけ出てきても何の事か分からない方もいるかもしれませんので次の項から1つずつ解説していきます。

近接

近接とは一言で表すと関連する項目をグループ化(まとめて)してあげる事です。
こちらのポスターを見てください。

左側の注意事項は数字と注意事項の間が空き過ぎていて、関連性を見出せません。
対して右側の注意事項は数字のすぐそばに注意事項があるので、読み手に対して「注意事項は4つある」と思わせる事が出来ます。
これが近接の一例です。

整列

整列とは一言で表すと情報を整理し意図的に並べる事です。
サンプルとして名刺を2つ用意しました。

左の名刺は情報としての要素が名刺のあちこちに散らばっているせいで視線が動いてしまい、落ち着かない印象です。対して右側の名刺は関連する要素(郵便番号や住所、メールアドレス)を近くにまとめ(近接)、テキストを揃えて配置しているので名刺を見た人がどこから見ればいいのかがはっきり分かります。
これが整列の一例です。

反復

反復とは一言で表すと何か一つの要素を、全体を通して繰り返す事です。
何か一つの要素、というのはフォントや文字の大きさ、強調したい時に使う色などなんでも良く、一つの要素が繰り返されているだけで全体に統一感を持たせることが出来ます。
これは意識せずとも出来ている人が多いかもしれません。
サンプルとして会社説明会で使用するような資料を用意しました。
ここで反復している要素は、大小異なる三角形、三角形の色、ページ全体の色使いです。
複数の反復要素がある事でより一層強い統一感が表現されます。

コントラスト

コントラストとは一言で表すとその作品(資料)を見た人を引き込ませるための対比要素を入れ込む事です。
先程の反復と異なる教えかもしれませんが、統一感のあるものの中に意図的に対比となるものを入れ込むことで効果的に目立たせる事ができます。
コントラストを入れ込む中で重要なポイントはやる時は徹底的にやる事です。
例えば文字サイズが14ptと12ptではコントラストにはなりません。確かに文字サイズは違いますが、要素が近すぎてパッと見で違って見えないからです。
コントラストのサンプルはこのブログなど如何でしょうか?各項目と地の文の文字サイズは明らかに異なっていますし、地の分でも主張したい箇所の文字色を変えて太字にして目立たせています。
このような少しの工夫で、自分が伝えたい事がぐっと伝えやすくなります。

おわりに

以上でワンポイントデザインレッスン~基礎知識編~、は終了となります。
短くお伝えをするために強引に説明を省略した箇所も有りますので、1からじっくり学びたい!という方は下記にある参考文献を購入して勉強してみてください。
それでは次回のワンポイントデザインレッスン~色の心理効果と相性編~、でお会いしましょう。
それでは~(/・ω・)/

 

参考文献

ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版]
Robin Williams著 吉川典秀訳
https://www.amazon.co.jp/dp/B08LNBH32H/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_CGT7VJ4AG0WA2C4VHZ2H?_encoding=UTF8&psc=1

 

いちばん面白いデザインの教科書 改訂版
カイシトモヤ著
https://www.amazon.co.jp/dp/4844366556/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_7TZ2DHS23ZWM17BP2ZD3?_encoding=UTF8&psc=1

BCMとITインフラ

2022年5月19日

みなさんこんにちは。
前回はBCPについてお話しましたが、
今回は関連のあるBCMについてITインフラを絡めながらお話したいと思います。
前回のブログをまだ読まれていない方は以下のリンクから読んでみてください。
2022年4月25日 「BCPとITインフラ」

BCMとは?

BCMとは「Business Continuity Management」の頭文字を取ったもので、日本語では「事業継続管理」とも言われ、「リスクの把握や分析を行い、それに沿って方針や対策を立て、会社全体への教育や見直しを随時行っていく」という事業継続におけるリスクに対処するための一連の流れのことです。
では、BCPとの違いは?という疑問が挙がると思いますが、BCPはBCMの一連の流れの中で作られる一つの成果物になります。
ただし、現在はBCPもBCMも同じ意味で使われることも少なくはありません。

なぜBCMが重要か

ではなぜBCMが重要になるのか考えてみましょう。
先程、BCPはBCMの一連の流れで作られる一つの成果物であるとお話しました。
確かに事業継続におけるリスクを洗い出して、一つずつ対処法を考え、それを文書に起こしておくことは重要です。
ただし、計画を立てたところで、それが適切に実行できる環境が整備されていなかったり、現実とそぐわない内容であったりすれば、その文書はなんの意味も持ちません。

ここでいくつか例を挙げて考えてみましょう。
BCP文書の格納先を知っている人が1人しかおらず、その人がリスク発生時に不在の場合はどうでしょうか。
この場合だと、問題が起こったときに、その場にいる人はBCP文書の格納先を知らないため、BCPに沿った適切な対応ができません。
また、BCP文書で明示されている計画が、何年もアップデートされていない場合はどうでしょうか。
この場合では、計画が立てられた時の状況から現状が変わっていたときには上記と同様に適切な対応ができません。

上記では例を2つ挙げましたが、BCPは計画を立てるだけで有効になるわけではありません。BCPを作成した後に、社員へ周知を行うことや、見直しを定期的に行うこと等、俗に言うPDCAサイクルのようにBCMを継続して行っていくことが重要なのです。

最後に

今回は前回のBCPに関連したBCMについてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
「今は特に考えていなかった」という方へはきっかけに、「考えてはいるけどよくわからない」という方へは手助けになるブログであったならば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

新しいミーティングのかたち

2022年5月16日

こんにちは、サービス開発チームの水田です。
最近よく耳にする「メタバース」という言葉。みなさんはご存じでしょうか?

メタバースとは、インターネット上に仮想的につくられたもう1つの世界のことで、「仮想空間」のことを指します。自分の分身となるアバターを操作し、仮想空間内で他者との交流やイベントなどを楽しむことができます。
最近ではメタバースでミーティングが行われたり、メタバースに仮想オフィスを作ったりと、ビジネスで活用されている例も少なくないようです。
そこで、今回はメタバース×ミーティングについてほんの少し調べてみました。

 

メタバースでミーティングを行う1つの方法として、メタ社が提供するバーチャル会議室「Horizon Workrooms」があります。メタバース上に設置された会議室でミーティングができるサービスです。ホワイトボードの使用、画面共有、自分の現実世界にあるデスクの持ち込み、自分のPC画面の操作ができます。さらにWorkrooms内では立体音響が使われており、メタバース上で相手がいる方向から声が聞こえ実際に対面で会議をしているのに近い感覚だとか…。
また、Microsoftからは「Mesh for Teams」というメタバース上に展開するビデオ会議システムが発表されており、Teamsのメタバース対応を進めているようです。

遠いところにいても同じ空間に集まることができ、対面に近い感覚でコミュニケーションが取れる、という点から注目を集めているようです。
今後メタバースも働き方のひとつになるかもしれませんね。

<参照元>
メタバースとは? 本当に普及する? 基礎がわかる8つのポイント
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/skillup/00008/00020/

Horizon Workrooms
https://www.oculus.com/workrooms/?utm_source=https%253A%252F%252Fwww.google.com%252F&utm_medium=organicsearch

Mesh for Microsoft Teams が目指す、「メタバース」空間でのより楽しく、よりパーソナルなコラボレーション
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/11/04/211104-mesh-for-microsoft-teams/

ブログ内で使用したメタバースのイメージ画像
Vr headset vector created by pikisuperstar – www.freepik.com

今回は「採用面接」についてのお話をちょこっと…

2022年5月12日

記事をお読みいただきありがとうございます。
経営管理部部長の出口です。
来春卒業予定の学生の方々の就職活動が始まってきました。

昨年までは、コロナ感染症の影響で、企業の採用控えを始め、合同説明会・対面説明会からオンライン説明会への変更、
あるいは企業からの内定取り消しなど、学生にとっても、企業にとっても非常に厳しい期間だったと思います。
まだまだ、コロナ感染症が終息したわけではありませんが、罹患数もかなり減り、今年は少しずつコロナ前の採用面接の環境に戻りつつあります。

そこで今回、改めて採用面接について考えてみました。
学生さんは、会社に入ってどのような自分をイメージしているのだろう。
企業は、学生さんにどんな社員になってもらいたのだろう。
まず、学生さんとしては、人生のスキルマップ(人生設計)を持つこと。キャリアとしてのスキルマップを持つこと。学ぶ(チャレンジ)意欲があること。が大事なのではないかと思います。
進学することや、あるいは企業に入ることが目的にならないようにしてほしいと思います。
自分が何をしたいのか、どのような社員になっていきたいのか。
5年後10年後どんな風になっていたいのかをイメージしてほしいと思います。
欧米では、高校進学から、どんな職業につきたいからこの高校に行くという考えがあり、将来の自分を常にイメージしています。
企業は、学生さんに対して、3年後、5年後のスキルマップのイメージを本人と共有し、ともに伸ばしていく教育を行っていきます。社員の人生のスキルマップ(人生設計)を応援するのが企業です。

自分の内側から発生する(達成感・成長感・使命感・貢献感など)動機付けをもって仕事をすると、楽しく充実した日々があるとおもいます。
それをイメージして、自分が輝く職場を見つけるために採用面接を受けてほしいと思います。

私たちは、NEXTシステムズの戦力となる、魅力ある社員を募集しています!!

 

弊社求人へのお申込みは以下のバナーからお待ちしています。

IT企業の安全衛生~頭痛について~

2022年5月09日

 

皆さんこんにちは。インフラサービスチーム橋本です。
新社会人、新入生など、新しい環境で生活をスタートされている方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
新生活は期待も大きい一方で、不安も大きいものです。
今回は、IT企業の安全衛生に関する内容をお話しします。

1.IT企業と頭痛
勤務時間のほぼ全てをパソコンと向かい合って行う仕事は、
眼精疲労や頭痛を引き起こしやすく症状に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
パソコン作業のように長時間、同じ姿勢を保って過ごすことで頭部周辺や、
首の背中側、肩、背中の筋肉が収縮し血流が悪くなります。
また、気づかないうちに姿勢の悪さから、呼吸が浅くなります。
上記のような原因で引き起こされる頭痛に「緊張型頭痛」があります。

2.緊張型頭痛の概要
緊張型頭痛を持たれている方の割合は約20%と言われており、
多くある頭痛の種類の中で最も多いそうです。
男女比に関して、20〜50代では、女性の方が1.5倍くらい高くなるといわれています。
精神的・身体的ストレスが主となる原因で発症します。

3.緊張型頭痛の症状の特徴
緊張型頭痛の症状の特徴には以下のようなものがあります。
・日常生活に影響がない程度の頭痛が続く
・後頭部から首にかけて圧迫感がある
・首や肩のこりをともなうことが多い
・頭痛と一緒に、吐き気を伴うことはない
・入浴、飲酒、軽い運動など、血流を改善するような行動をすると軽減する

4.緊張型頭痛の予防
緊張型頭痛の症状を軽減するためには心身をリラックスさせることが必要です。
・目や首の周囲をホットタオルなどで温めて、目・肩・首の筋肉と神経をほぐす
・浴槽を使用した入浴や軽い運動、ストレッチをして全身の血行を改善する
・気づいたときに意識して深呼吸する

その他、
・予防薬の内服
・ストレスマネジメント
・理学療法
等が推奨されています。
頭痛医療に対する啓発、頭痛研究を推進する日本頭痛学会では、
1日2分の頭痛体操も紹介されていました。
[https://www.jhsnet.net/pdf/zutu_taisou.pdf]

ついつい疎かになりがちな健康管理ですが、
気づいたときに少し意識し、改善することで仕事の効率も向上すると考えています。
しばらく続けても痛みが解消しないときは医療機関を受診して、
医師の指導のもと適切な治療を受けてください。

参照元)
一般社団法人 日本頭痛学会HP
[https://www.jhsnet.net/index.html]

頭痛大学
[http://zutsuu-daigaku.my.coocan.jp/index.html]

頭痛OnLine~頭痛に悩む方のためのWebサイト~
[https://zutsu-online.jp/]

在宅勤務を1カ月やってみて感じた事

2022年5月06日

サービス開発チームの濵本です。
今回からブログに参加します。よろしくお願いいたします。

最初の話題は、「在宅勤務」にしたいと思います。
実は私は、先月から在宅勤務になりました。
今まで長い間、現場で働いてきましたが、在宅勤務は初めてです。
ここ数年のコロナの影響で、日本でもテレワーク(在宅勤務)が増えています。
前の職場でも、感染リスクを下げるために、交代でテレワークをしていました。
政府の方針、総務省からの推奨により、テレワークを実施した会社もかなり増えたようです。
それと同時に、在宅勤務を基本とした求人もかなり増えたと感じています。
在宅勤務なら、優秀な人材を全国から募集することが可能となるから増えたのでしょう。

ここで言っている「テレワーク」とは、「在宅勤務」も含めた言葉です。
「在宅勤務」は、働く場所が自宅等に限定され、「テレワーク」には、いろいろな働き方があるようです。
私の場合は、会社が博多で、仕事場(自宅)が山口県なので、完全に「在宅勤務」となります。

在宅勤務を始めて、率直な感想は、現場のプレッシャーやストレスが減ったということです。
業務内容が違うので単純には比べられませんが、そう感じています。
コミュニケーションについても、チャットやメールを使えば、あまり不便は感じません。
むしろ、ツールを使って情報を共有するので、便利になった気さえします。
スケジュール管理も、現場で作業していた時よりもきちんと記録を残すようになり、良くなったと言えます。
これなら全国から人を募集しても、あらかじめ体制や制度を準備しておくことで、円滑に業務が遂行できるのではないかと思えます。

テレワークの一般的なメリットとしては、
・通勤時間が不要なので、時間を有効活用できる。
・短時間勤務もしやすい。

テレワークの一般的なデメリットとしては、
・会話がテレビ越しなので、コミュニケーションが取りにくい。
・仕事のON/OFFが切り替えづらい。
・長時間労働になりやすい。
・セキュリティ問題。
などが上げられています。
とは言え、ツールを使ったり、体制を整えたりすることで、克服でき、効率も上がると思います。

そこで、当社で提供させて頂いている、下記のツール(システム)が役に立つと思いますので、
一度ご検討していただければ幸いです。
・チャット:Mattermost
・クラウドストレージ:Nextcloud
・プロジェクト管理:Redmine
・ナレッジ:Knowlegde
・監視:Zabbix
・CMS、ブログシステム:Wordpress
・クラウド:さくらインターネット

私が若い頃に映画で見た、フリーの天才プログラマーの女性が、ビーチのパラソルの下で、ノートパソコンを使い、社会のトラブルを解決している映像を、今でも覚えています。
そんな働き方ができるように、今一度、奮起したいと思います。

あらためて「NEXTシステムズ」について~NEXTシステムズのこれまで、(その1)~

2022年5月02日

前回記事はこちらから

 

話はだいぶ飛びまして、おおよそ35年ほど前に遡ります。

1986年、私は大学を卒業し「日本タイムシェア」という、当時でいうソフトハウスに入社しました。
その会社は独立系(メーカーや通信会社、銀行証券会社の系列会社ではない、)企業の中で、
5本の指に入る会社でした。
同期入社は200人、入社当時全社で1,500人。その後も大量採用が続き、最大で2,000人という規模の会社でした。

当時はバブルの頂点の時代、金融証券・不動産・建設・コンピュータメーカーなどの業種が人気企業で、
その次にソフトハウスが多くの新卒採用をしていました。
私が入社した会社は、いまさら私が自慢するのもなんなのですが、教育期間を6ヶ月も10ヶ月も設定している会社で、当時、クラウドセンターを、浜名湖のほとりの国立公園内に年商(年間売上)分の金額をかけて建設するような最先端を行くソフトウェア企業でした。
また今でいうISO9001(QMS)やPMBOK(PMS)などようなマネジメントシステムを独自で構築し品質管理を重視する素晴らしい会社でありました。

福岡から上京した私は、4月から6月までの3ヶ月、新入社員全員での技術研修を受けました。
そして私を含む10名が、7月から9月まで3ヶ月の間、「営業部」にて現場研修、待っていたのは、新規開拓の飛び込みセールスの研修の日々でした。他の190名はシステム開発現場に配属され、エンジニアの卵としてクリエイティブな仕事に励んでいる中、私たちは毎日飛び込みして、「名刺だけでも下さい」と、都内を彷徨い歩きました。
そして配属された部署が、こちらは新規開拓専門の飛び込みセールス部隊。その名も「市場開拓部」。
その年に新設された部署で、部員が上記新人10名のみの部署。ここでさらに10月から翌年1月まで、飛び込みセールスをしました。
成果の出ない状況で上司には叱咤激励される毎日。1年を待たずして退職する仲間も数名、そんな新入社員の頃でした。
そんな中突然、福岡支店への配属が決まり気持ちを新たに出社しましたが、ここでの業務もまた飛び込みセールス。
日本中がバブルに踊る中、私はひたすらぼやきながら、3年ほど飛び込みセールス。ここでも成果の出ない状況で上司には叱咤激励される毎日。愚痴をこぼしながら、自分を励ましながらの毎日でした。

こうした売れない飛び込みセールス体験の中でずっと感じていたのが、
『セールスマンが「買ってください」と言わなくとも、売れるには?』
でした。
何しろ全く売れないものですから、これをずっと考え続けていました。
何かに頼りたかったのだろうと思いますが、いま思えば、マーケティングの勉強会やスクールに行って学んでおけばもっと早くに答えが出ていたのかもしれません。あるいは、もしかしたら答えは出ていなかったかもしれません。しかしながらこうした「モノやコト、サービスを売る」といったことの学びは必要だと強く感じています。
そして自分で答えの出ないものを探して塞ぎ込むよりは、過去の事例や他者から学ぶことが良い方法だと思います。

さて、「セールスマンが「買ってください」と言わなくとも、売れるには?」
この大命題を支えるのが、以下の5点ではないかと考えています。
企業、組織全体における、
1.コミュニケーション能力
2.マーケティング能力
3.商品サービス開発力
4.サービスデスク機能
そして、
5.目的と目標の設定と組織的行動の継続的な積み重ね
です。
コミュニケーション能力を使い、お客様や市場のニーズを掴み取りサービスを企画する、マーケティング機能と商品サービス開発力。
また、サービスデスク機能によってお客様の満足を引き上げる。そして、さまざまなチャネルを作り上げる行動。
これらは、現在のNEXTシステムズにおいて私の様々な活動の動機となっています。そして、この中でも肝心なのが、「目的と目標の設定と組織的行動」で、全員がベクトルを合わせた行動をし、継続的に(「継続は力なり」。。。)、辛抱強く積み重ねてゆくことがとても重要と、あらためて感じています。

今回はここまでです、今回もお目通し頂きありがとうございました。
次回は、会社を起業してから現在までと継続している取り組みについてお届けしたいと思います。

心理学入門①

2022年4月28日

NEXTブログをご覧の皆様、
NEXTシステムズのITサービス事業部サービス開発チームの田中です。

今回からは「心理学」をテーマとして、
心理学の歴史、派生分野(教育心理学、認知心理学、社会心理学など)、
そして日常生活と心理学という流れに沿って、3〜5回に渡ってお届けしていきたいと思います。

心理学とは?

心理学を簡単にいうと「心と行動」を科学的な手法で研究する学問です。
英語ではpsychology(サイコロジー)といい、サイコ→心、ロジー→学問、研究、科学、と訳します。
アメリカの心理学会では「心と行動の研究→心理学」と定義されています。

心理学の成り立ち

心理学のルーツは古代ギリシャの「哲学」と言われており、
「心」の概念は哲学者達の中で考察の対象となっていました。
当時の様々な哲学者達が、それぞれの考え方、思考で「心」を探究していました。
(プラトンの3分説、アリストテレスのペリ・プシュケーなど)
※哲学でいう心は魂や生命、霊的なものだったそうです。
時は流れて、19世紀のドイツ。ライプツィヒ大学の哲学教授であるヴィルヘルム・ヴントが、
世界初の「心理学実験室」を開設。
それまでの哲学的探究ではなく、科学的な方法で「心」を研究する「心理学」として
学問が成立したと言われています。

あとがき

ルーツを辿っていくと哲学に行きつくようですね。
長くなってしまうので割愛しましたが、哲学から心理学の成立までに色々(イギリス経験論哲学や精神物理学など)
と歴史があるため、ご興味のある方は参考文献をお薦めします。
次回は「心理学の父」と呼ばれたヴント教授が、どのような手法で心理学を研究していたかをご説明します。
それでは皆様、ご覧いただきありがとうございました。

参考文献
・人と社会の本質を掴む心理学 内藤誼人(著)
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2786-9

・心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)無藤隆 (著), 森敏昭 (著), 遠藤由美 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28916345.html

BCPとITインフラ

2022年4月25日

みなさんこんにちは。
今日はBCPについてITインフラを少し絡めてお話したいと思います。

BCPとは?

BCPとは「Business Continuity Planning」の頭文字を取ったもので、日本語では「事業継続計画」とも言われます。
また、内閣府が出しているガイドラインでは以下のように定義されています。
大地震等の自然災害、感染症のまん延、テロ等の事件、大事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、
突発的な経営環境の変化など不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り
短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のこと。

例を挙げて考えてみよう

あなたは普段、1時間に一本しかない電車に乗って会社に出社しているとしましょう。
もし乗り遅れると遅刻してしまいます。
このような状況で、あなたは寝坊をしてしまい、電車に間に合いませんでした。
ですが、そんな時のために近くのタクシー会社の電話番号を電話帳に登録していました。
ですので、すぐにタクシーを呼ぶことができ、そのタクシーを使うことで遅刻せずに出社することができました。

この例でいうと「寝坊をしてしまい、電車に間に合いませんでした」の部分が上記で述べた「不測の事態」です。
そして「タクシーを使うこと」の部分が「中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための手順」になり、「遅刻を防ぐために、電話帳に近くのタクシー会社の電話番号を登録しておいた」が計画になります。

BCPとITインフラ

上記でも記しましたが、BCPを簡単に言うとするならば、「何が起きても、普段行っていることを、可能な限り普段と同じクオリティで完遂できるプラン」だと言えるでしょう。
私は普段インフラエンジニアをしており、企業様のITインフラに携わらせていただいておりますが、
前回の私のブログ「ネットワークエンジニアについて(2022年3月22日)」
でも述べたように、現代社会ではITインフラは「いつも利用できなければ困るもの」ですので、ネットワーク環境の構築の際には、この部分を特に重視して計画します。
例えば、「インターネットに繋がらず業務できない」という不測の事態に対し、「回線や通信機器を冗長化する」といった計画を立てたりします。
それはなぜか?現代社会において「ITインフラが止まること」は「企業の利益損失」に直結するためです。
よく言われる「属人化」も立派なリスクです。もしその人が体調を崩せば、その人しかできない業務は止まってしまうのですから。

最後に

このブログが、BCPについて改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

出典元

「事業継続ガイドライン(令和3年4月)」(内閣府)