あらためて「NEXTシステムズ」について、(第12回:最終回) NEXTシステムズのこれまで、今、そして、これから。 (その7)そして、これから。「今年のNEXTシステムズ」
2023年が明けて、早いものでもうひと月が経ちましたが、早々に今年最初の衝撃を受けました。
「Microsoft、ChatGPTのオープンAIに複数年で100億ドル投資」です。
これは、「マイクロソフト 1万人の人員削減発表 社員の約5% 米IT大手」というニュースと同じタイミングでしたので、とても大きなインパクトを感じました。経営の効率化と将来を見据えた投資を両立させる動きが本格化してきたというところでしょうか。当然ながらGAFA他社も同調した動きとなるかと思いますので、世界全体がデジタル・AIの方向へ速度をさらに上げて動き出すことでしょう。シンギュラリティへの動きが加速する予感に恐怖さえ感じています。
(ブルームバーグWebサイト)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXZ7KDWX2PT01
(日経新聞Webサイト)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN23BXC0T20C23A1000000/
(NHK NewsWebサイト)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230119/k10013953771000.html
しかし大切なことは、こうした世の中の動きを見据えながら、自分たちができることは何か考え、得意なこと出来ることをしっかりやっていく事であると思います。われわれNEXTシステムズも今年は、各個人のビジョンを会社のビジョンをしっかりとすり合わせ、コミュニケーションを充実させた行動をとります。
こうして「戦力を集中」することで、会社の力、各個人の力を着実につけていくことを最大の目標としたいと思います。
さてこれまで、「あらためて「NEXTシステムズ」について、」「NEXTシステムズのこれまで、今、そして、これから。」のタイトルで書かせて頂きましたが、このシリーズは今回で一旦最終回とさせて頂きます。
2004年にスウェーデンウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが提唱したとされるデジタルトランスフォーメーション(DX:「情報技術の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という仮説である。Wikipedia)というキーワードが定着してデジタル化はものすごい速度で進化していますが、やはり中心となるのはなんといっても「人」です。
「人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」とあるように、恩恵を受けるのも「人」、そして技術力を発揮するのも「人」、デジタルを活用して価値創造を実行するのも「人」、デジタルで効果的なチームワークを発揮するのも「人」と「人」。やっぱり肝心なのは「人」です。当社では今後も、「人」の価値を高めることを目的に、「技術力の向上と人間力の向上、そしてパートナーシップの醸成」を図っていきます。そして
当社ミッションである、
(1)ITサービスプラットフォーム企業となり、地域・社会に貢献すること。
(2)オープンソースやオープンデータで自らのサービスを作り、地域社会に貢献すること。
(3)次世代の育成に積極的にあたり、ITで福岡を盛り上げ、アカデミックでサイエンスな街づくりに貢献すること。
を目標に、「全員でお客様のことを考え、全社をあげてサービスを提供する」組織として成長して行きます。
今後とも宜しくお願い致します。
〜〜〜
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宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋に行ってみた!
皆さんこんにちは!
サービスデスクチームの森島です。
前回、前々回とアルテミス計画の概要についてお話しましたが、引き続き宇宙に関するお話をしていきます!
今回は、金沢県羽咋市にある【宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋】を訪れた際のレポートをしていきます!
<宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋とは?>
コスモアイル羽咋は、金沢県羽咋市にある宇宙科学博物館です。
このコスモアイル羽咋では、宇宙船の展示やローバーを見ることができます。
ここに展示されている宇宙船は、NASAやロシアに協力してもらい貸し出された本物の宇宙船です。レプリカでない宇宙船を見ることができるのは、なかなか貴重ではないでしょうか。
コスモアイル羽咋がある羽咋市、実はUFOの町としても知られています。
古文書に羽咋地方に「そうはちばん」と呼ばれる空飛ぶ謎の飛行物体に関する記述があることがきっかけで、UFOで町おこしをしました。
<ホンモノの宇宙船>
早速展示室の様子をお伝えしていきます。
おっと!展示室に向かおうとしたら、宇宙人のサンダーくんが座っていました。(びっくりしました・・・)
サンダーくんを横目に展示室へ向かいます。
展示室の中は薄暗く宇宙空間をイメージしています。
入口からすぐのところに展示されてあるのは、「マーキュリー宇宙船」です。
アメリカが開発した最初の有人宇宙船です。円錐の形は、打ち上げの空気抵抗が小さく帰還の際は、底部から降りることで減速しやすいため効率が良い形とされたそうです。間近で宇宙船が見られることに、わくわくしてしまいますね!
続いては、「ヴォストーク宇宙カプセル」です。
なんと、この展示室で見ることができる「ヴォストーク宇宙カプセル」は実際に飛行し宇宙から帰還した本物の機体です。
写真から見てわかるように、機体に焦げ跡が残っています。
これは、大気圏への再突入の際の圧縮熱によってついた焦げ跡です。
目の前の宇宙カプセルが実際に宇宙を旅してきたもの、と思うと感激しました。
そして、月面・火星用のローバー「ルナ・マーズローバー」です。
このローバーは、火星や月面の走行を想定して制作された実験用のプロトタイプ車です。
実用段階に至るまで何度も実験がなされた本物の機体だそうです。分厚い宇宙服を着ても運転しやすい工夫がされています
さらに、「船外活動用の宇宙服」。アポロ17号で使用されたモデルのレプリカが展示されています。外側の素材は、実物と全く同じものを使用しているとのことです。宇宙空間では、太陽の紫外線を目に直接浴びてしまうと10分で失明してしまうため、紫外線を遮断することができる「純金」が張り付けてあるそうです。
展示物を抜粋して、ご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したもの以外にもエンジンや、月の土、通信衛星といった展示物が展示されてあります。ぜひ足を運んで、「ホンモノ」を見に行ってみてください。
<おわりに>
コスモアイル羽咋では、人類の宇宙への軌跡を間近で見ることができ、大変貴重な展示物が多く展示されていました。また、館内にあるシアターでは宇宙に関する番組が上映されており、宇宙への理解を深めることができます。帰りには、宇宙グッズを販売している売店もあるので、お土産の購入もばっちりです!
金沢を訪れた際は、是非コスモアイル羽咋も訪れてみてください。
ご覧いただきありがとうございました!
参照
宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋
http://www.hakui.ne.jp/ufo/index.html
52億円かけて宇宙博物館をド田舎に建てた「元・公務員」の目つきを見て
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/dango33
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情報セキュリティのしおり⑤〜データドリブンとセキュリティ〜
皆さんこんにちは。インフラサービスチーム橋本です。
情報セキュリティに関する内容でお届けしている本ブログですが、
今回は最近気になったトピックを2回に分けてお届けしようと思います。
第1回 データドリブンについて
第2回 運用監視データを活用したサイバーセキュリティの取り組み〜NECの事例〜
本ブログでは第1回 データドリブンについて
以下の目次で解説します。
1.データドリブンとは?
2.なぜデータドリブンが必要とされるのか?
3.データドリブンのプロセス
1.データドリブンとは?
データドリブン:Data Driven
直訳すると”データ””駆動”
得られたデータに基づいて何をするのか意思決定を行うことを指します。
昨今、社会にスマートフォンやタブレットが普及したことで
インターネットを介して消費活動や情報収集の行動が大きく変化しています。
商品・サービスを収集する選択肢が増えていることから、
企業と顧客の接点が多様化しています。
膨大なデータから得られた結果を基に、
経営者や敏腕社員の豊富な経験や、勘(読み)に頼らない
正確な企業戦略のための意思決定を行うことが求められます。
ビジネスとしてのデータドリブンという意味では、
経営管理、マーケティング等、顧客情報の活用を目的とします。
2.なぜデータドリブンが必要とされるのか?
データドリブンは以下のような理由からその活用が求められています。
・市場の需要予測を行うため
顧客の趣味嗜好が多様化している上、需要の変化速度は速く、
予測が困難になっている。
・データの裏付けにより客観的な判断を行うため
データを数字、表、図で分析しやすい形式にすることで、
定量的に、具体的に理解できるようになります。
・問題や課題に対し正しい対応を行うため
顧客がサービス、商品に不満を感じている要因が何なのかを
多角的に判断し、根拠をもって施策を打ち出すことができる
・保有データから分析で新たな価値を生み出すため
保有する価値のあるデータが埋もれることがないよう、
活用できるように組み合わせることで価値を再確認します。
3.データドリブンのプロセス
データドリブンを活用する基本的なプロセスは以下のように進行します。
1.データ収集
目的・優先度に従いデータを一元管理するための基盤が必要となります。
意思決定に必要となるデータをクラウド上のサーバーに蓄積させます。
施策:DWH(データウェアハウス)の導入
2.データ可視化・分析
収集したデータを客観的に判断するため、情報を整理・加工し、分かりやすく可視化します。
加工したデータを基に、それぞれ解決したい問題に応じて分析・解析を行います。
施策:BIツールやデータマネジメントプラットフォーム、WEB解析ツールの利用
3.意思決定
データに基づいた定量的な分析・判断を行い、公平かつ合理的な意思決定を行います。
急速な状況の変化も客観的に捉え臨機応変にアクションプランを決定できることがメリットとなります。
データの活用方法には、専門的な知識を持った人材の育成、採用も考慮します。
4.実行・行動
上記1〜3にて導き出されたアクションプランを組織的に実行します。
その精度を高めるためにPDCAを回しながら、新しい施策を実施することが必要です。
今回は、「データドリブンとセキュリティ」の第1回目 データドリブンについて記載しました。
データドリブンの概要をインプットした上で次回は
第2回 運用監視データを活用したサイバーセキュリティの取り組み〜NECの事例〜をお届けします。
本記事がセキュリティ対策について理解を深めたいという方の参考になれば幸いです。
参照
1)用語解説(データドリブン)::NTTデータ バリュー・エンジニア
→https://www.nttdata-value.co.jp/glossary/data-driven
2)データドリブンとは?意味や開発でのデータ分析・活用をまとめてみた
https://n-v-l.co/blog/data-driven
3)データドリブンとは? 経営やマーケティングにおいて注目されている理由を解説
https://monstar-lab.com/dx/solution/data-driven/
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Googleサイトでホームページを作ってみた
サービス開発チームの濵本です。
以前、ここのブログで、「ホームページ作成について」を書いてみました。
その中で、一番のおすすめとしていた「Googleサイト」で、実際にホームページを作ってみました。
今回のブログでは、その手順を簡単にまとめてみました。
①Googleアカウントの作成
皆さん、もうGoogleアカウントは持っていらっしゃると思いますが、アカウントの作成が必要です。
下記リンクから作成します。詳細は省略します。
https://accounts.google.com/signup/v2/webcreateaccount?flowName=GlifWebSignIn&flowEntry=SignUp
②Googleサイトへログインする
下記リンクからGoogleサイトへGoogleアカウントを使ってログインします。
https://sites.google.com/
③新しいサイトを作成
画面から空白のページを選択します。
そして、ページのタイトルを入力します。
それから、サイトのドキュメント名を、ページの左上に入力します。
これで、1ページ出来ました。
④テキストボックスを追加
画面の右のメニューから、「挿入」の「テキストボックス」を選択して、テキストを入力します。
⑤画像、URL、ボタンの追加
他にも、右のメニューから、色々追加する事が出来ます。
⑤サイトを公開
右上の「公開」ボタンで、サイトを公開します。
最初に公開するときは、ウェブアドレスを決めます。
ウェブアドレスは、例えば下記の様になります。(hamaqloで公開)
https://sites.google.com/view/hamaqlo
後で、カスタムドメインを購入して、追加する事も出来ます。
年額1400円から購入できます。
https://www.hamaqlo.com/
登録まで時間はかかりますが、Google検索で、”はまくろ研究所”(ダブルクォーテーション付き)で検索することも出来るようになります。
⑥詳細の説明
このように、HTMLを書かなくても、簡単にホームページを作成する事ができます。
(HTMLを埋め込むこともできます)
その他、詳細の説明は、下記のリンクを参照してください。
https://www.howtonote.jp/google-sites/
⑦まとめ
私もまだ勉強中ですが、日々、まとめておきたい情報を、Googleサイトに更新しています。
私のホームページは、下記リンクから参照できます。
https://www.hamaqlo.com/
よろしくお願いします。
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クラウドプロキシについて
こんにちは、インフラサービスチームの吉野です。
今回は“クラウド”と“セキュリティ”という観点から最近注目が集まっている“クラウドプロキシ”について少しお話したいと思います。
クラウドプロキシとは
そもそもプロキシとは、社内のネットワークから社外のネットワーク(インターネット等)へ接続する際のアクセスを代理で行うシステムのことです。
クライアントとサーバ間の通信をプロキシサーバが中継することにより、セキュリティの向上が見込めるため、オンプレのプロキシサーバを配置し、それを経由するようにしている企業様も多いと思います。
そして、クラウドプロキシとはその名前からもわかる通り、「クラウド上に配置されたプロキシ」のことを言います。
オンプレからクラウドに配置場所を変えるだけで何か変わるの?と思う方もいらっしゃると思いますので、次で補足したいと思います。
クラウドプロキシの仕組み
オンプレのプロキシサーバを経由するような環境では基本的に、通信は全てこのプロキシサーバを経由して行われます。
ではなぜこのようにしているのかというと、プロキシサーバは通信の制御を統括して行うことができる、通信を集約するという性質を利用し、通信ログの収集・管理が容易になるというメリットがあるためです。そのため、在宅勤務など、社外からインターネット接続する際に、リモートアクセスVPNツールを利用するようにしている企業様もいらっしゃるのではないでしょうか?
このようにクラウドサービスの普及や、リモートワークの浸透により便利な世の中になっていますが、その反面、前述のようなデータセンターを経由するネットワークでは、「クラウドサービス利用増による通信量の増加」や「リモートワーク増によるプロキシの負荷増加や通信遅延の増加、通信を管理しきれない」といった問題の発生要因にもなっているのです。
このような問題を解決するため、クラウドプロキシサービスが生まれました。
クラウドプロキシサービスで担う役割は、セキュリティ機能ですので、概ね今までのオンプレプロキシと変わりはありません。
ただし、クラウドサービスという特性上、通信量に応じた柔軟なスケール調整が可能なため、通信の遅延が起こりにくいというメリットがあります。
また、リモートワークが普及したことで「社外から社外の通信」の増加や、スマホやタブレットでの業務も増加していますが、クラウドプロキシサービスでは、ゼロトラストセキュリティをベースにした機能が備わっている製品が多いため、「どこから、誰が、どの端末で、どのような通信を行っているのか。」を監視・制御できるため、セキュリティポリシーがバラバラになるといった恐れもなく、より広範囲に、管理されたセキュリティポリシーを適用することが可能です。
最後に
今回は“クラウドプロキシ”というテーマでお話いたしましたがいかがでしたでしょうか?
クラウドは確かに便利なものですが、セキュリティを抜きに導入推進を行うことはできません。
本ブログが皆様のセキュリティ検討の助けとなれば幸いです。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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リベラルアーツ入門④
NEXTブログをご覧の皆様、NEXTシステムズのITサービス事業部サービス開発チームの田中です。
前回に続き「リベラルアーツ入門」シリーズをお届けします。
まだ過去の記事をご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、以下リンクからご覧ください。
リベラルアーツ入門①
リベラルアーツ入門②
リベラルアーツ入門③
今回は上級4科の内の「音楽」、そして現代におけるリベラルアーツの重要性についてご説明していきたいと思います。
音楽
前回の記事では、自由七科の中から「算術」「幾何学」「天文学」「音楽」をご紹介しましたが、
音楽についてもう少し書いていきます。
当時の人々は宇宙や万物が持つ規則性から「調和(Harmonia)」、そして「音楽(Musica)」を感じていました。
数学者・哲学者のピタゴラスのこんなエピソードがあります。
ある日、鍛冶屋の前を通ったピタゴラスは、職人が叩くハンマーの金属音に気持ちいい音とそうでない音、
響き合う音があることに気づきました。不思議に感じたピタゴラスは、職人にハンマーの重さを調べさせてもらいました。
やがて、綺麗に響き合うハンマー同士は、それぞれの重さに整数比(3:2, 2:1など)があることが分かりました。
その他にも、ピタゴラスはドレミファソラシドという1オクターブ音階の中から、
完全四度や完全五度といった「調和する音程」を発見したとも言われています。
Wikipedia :ピタゴラス音律(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E9%9F%B3%E5%BE%8B)
現代のリベラルアーツの重要性
これまでに紹介してきた、自由7科は古代ギリシャから中世へと続き、13世紀以降では各地の大学の基礎履修の教科となっていきました。
現代では「一般教養」「分野横断的知識」といった、さまざまな学問を通して広い視野を身につける学問と位置付けられています。
本連載のリベラルアーツ入門①でも取り上げていましたが、知識をストックするだけでなく、
いまある課題に対して、「考えて正解を導き出す力」、掛け合わせてアウトプットすることがこれからの変動性・不確実な時代に重要視されていくのではないでしょうか。
あとがき
四回に渡ってお届けしてきました、「リベラルアーツ入門」。いかがでしたでしょうか。
学び直しが重要、とか、これからのリーダーは○○の知識が必要だ、というワードを書籍の帯で見ることも増えてきたように思います。しかし、これらが「なぜ必要なのか」「どう活用するのか」といった視点・思考を持つ、哲学的思考が、
リベラルアーツ教育の本質では無いでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました!!
[参考文献]
リベラルアーツの学び方 著者:瀬木 比呂志 出版:ディスカヴァー・レボリューションズ
https://honto.jp/netstore/pd-book_27156511.html
リベラルアーツとは何か その歴史的系譜 著者:大口 邦雄 出版:さんこう社
https://honto.jp/netstore/pd-book_26266205.html
数学4000年の歩み 著者:上野 健爾 京都大学貴重資料デジタルアーカイブより
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/tenjikai/2003/zuroku/pdf/4000.pdf
リベラルアーツ概念の歴史的変遷-レトリックによる「判断力」の養成をめぐって 著者:玉田 敦子
https://researchmap.jp/atsuko_tamada/published_papers/32039328/attachment_file.pdf
ピタゴラスやプラトン、ケプラーからたどる「音楽がもたらす宇宙の調和」指揮者・ピアニスト・古楽器奏者:大井 駿
https://ontomo-mag.com/article/column/music-and-space202101/
[参考動画]
中世ヨーロッパの基礎的な学問「7自由学科」の一つが音楽 -バッハで学ぶクラシックの本質(1)リベラルアーツと音楽
– 明治学院大学名誉教授 樋口 隆一
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3019
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スプーンは念力で曲がらないが、人の行動は曲げられる
事業戦略チーム・高野です。
普段はインフラエンジニアをしていますが、
今回もITサービス、ITシステムに関係性が低い投稿となります。
私は、九州エリアマーケティング研究会というコミュニティに参加しており
昨年、会員の方が発表した行動経済学について独自で研究を進めています。
まだまだ浅い知識ですが、振り返りの意味も兼ねて本ブログで共有させていただきます。
みなさんは「ナッジ理論」というものをご存じでしょうか?
●静かな湖面に小さな石を投げると何が起こりますか?
●お腹をすかせた犬に骨付き肉をみせると何が起こりますか?
このきっかけ(契機)から起こること(現象)を戦略化して
人の行動に変化をもたらすことを「ナッジ理論」といいます。
何かを肘でちょこんと突くことで何かが起こります。
ドミノであれば、バタバタと倒壊の連鎖がはじまります。
「ナッジ理論」は2017年に行動経済学者リチャード・セイラーがノーベル経済賞を受賞したことで、
アメリカの企業を中心に世界的に広まりました。
現在では、多くの企業のマーケティング戦略で利用されています。
ささやかなきっかけ(契機)を与えることで、人々の行動をガラッと曲げてしまうことから、
「現代の魔法」とも言われています。ユリゲラーもびっくりですね。
1.行動経済学
心理学を応用し、人間は情報や感情に流されて動くという点を読み解く学問です。
人間の行動を観察することで、従来の経済学では示せなかった現象や経済行動の原理を掘り起こすものです。
例えば、皆さんが渡っている横断歩道が点滅すると、つい小走りになったりしていませんか?
このように人間は、何かをきっかけ(契機)として行動を決定していますが、そのほとんどが無意識に近い意思決定になります。
2.風吹けば桶屋が儲かる
どこかで聞いたことがあるフレーズではないでしょうか?
風が吹く
↓
砂が舞い上がる
↓
砂が目に入る
↓
目が悪くなる人が増える
↓
三味線弾きで生計を立てる人が増える
↓
三味線が売れる
↓
猫の皮が必要になる
↓
猫が捕られる
↓
ネズミが増える
↓
ネズミに桶がかじられる
↓
桶屋が儲かる
現代のマーケティングにも十分通用する現象や経済行動の掘り起こしだと思います。
「風吹けば恋」というチャットモンチーの曲がありますが、これも行動経済学に基づいたものではないかというのが私の考えです。
なぜか秋は人が恋しくなる。ちょっと浪漫があるものですが、行動経済学からアプローチすると読み解ける心理なのかもしれません。
3.ナッジ理論
ここで今回のテーマでもある「ナッジ理論」についてです。
ちょっとだけ想像をしてみてください。
あなたはお昼を食べにうなぎ屋さんに行きました。お財布には5000円以上入っています。
メニュー表を開くと、「松1500円」「竹2500円」「梅3500円」のうな重メニューの記載がありました。
さて、どれを頼むでしょうか?
お金がない状況なら、通常は1番安い1500円の松を食べようかなと思うかもしれません。
行動経済学でのリサーチに基づくと、5割以上が真ん中の2500円の竹を選ぶというのです。
なぜ、人は2500円の竹を選ぶのでしょうか?
●安い商品よりは、高い商品の方が品質は良いはずという思い込み
●いちばん高いモノは贅沢な気がするし、失敗した場合損失が大きいかもという心理
このような「価格での選択肢が3つあった場合には、真ん中を選ぶ傾向が強い」というのが行動経済学に基づいたナッジ理論です。
今回は「ナッジ理論」について、さらっと述べるにとどめて、次回では理論の実践について投稿したいと思います。
<参考文献>
1.こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本 /バウンド著
https://www.kanzen.jp/book/b10013829.html
NEXTシステムズ株式会社(https://next-jp.net)
〜美味しいコーヒーとITサービスと笑顔があふれる会社〜
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今回は「七草の日」についてちょこっとお話を・・・・
2023年も幕開けとなりました。
皆様、新たな年の始まりに、この1年のやりたいことや目標は立てられましたでしょうか。
さて、あわただしい「師走」を経て、新年(1月、睦月)を迎えました。
1月はお正月のあとは、7日の「七草の日」があり、風習としては七草粥を食べて無病息災を願う正月の行事として定着しています。
本来は、1月7日の「人日」の日に行われる「人日の節句」の行事で五節句の一つです。
五節句とは、江戸幕府が定めた式日で、1月7日の人日、3月3日の上巳(ひな祭り)、5月5日の端午(端午の節句)、7月7日の七夕、9月9日の重陽(菊の節句)をさします。
人日とは、文字通り「人の日」という意味で、中国の前漢の時代に、元旦は鶏🐔、2日は狗(犬)🐕、3日は猪🐗、4日は羊🐑、5日は牛🐮、6日は馬🐴、7日は人👨の日としてそれぞれに占いを立て、8日に穀を占って新年の運勢を見ていたことに由来します。
唐の時代には、人日の日に「七種菜羮(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて無病息災を願うようになりました。また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羮を食べて、立身出世を願ったといいます。
この風習が奈良時代に日本へ伝わると、年の初めに若菜を摘んで食べ生命力をいただくと「若菜摘み」という風習や、7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習と結びつき、「七草粥」に変化していきました。
皆さんは、七草粥に入れる七草(春の七草)はご存じでしょうか?
1, 芹(せり)・・・水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。鉄分が多く含まれる。
2, 薺(なずな)・・・熱を下げる。尿の出をよくする作用がある。
3, 御形(ごぎょう)・・・別称は母子草で草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果。
4, 繫縷(はこべら)・・・タンパク質やミネラルなど栄養が富んでいて、薬草にもなる。
5, 仏の座(ほとけのざ)・・・別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
6, 菘(すずな)・・・蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
7, 蘿蔔(すずしろ)・・・大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる。
今は、スーパーの店頭にも並んでいます。
手に入らなくても、ホウレン草や三つ葉など新鮮な若菜で、自然界からの新しい生命力を頂くという本来の意味をかみしめてみたいと思います。
他の節句と比べても、華やかさがない節句で、最近はあまり食しないこともあるかと思いますが、新春にふさわしく、理にかなった行事です。
是非、無病息災を願っていただきましょう!
参考文献
https://allabout.co.jp/gm/gc/220737/
https://www.kikkoman.co.jp/homecook/college/10shoga/nanakusa.html
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あらためて「NEXTシステムズ」について、(第11回)NEXTシステムズのこれまで、今、そして、これから。(その6)戦略の基盤「パートナシップ(研修サービス)」
みなさま、2023年、新しい年が明けました。
新年おめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。今年も明るく、楽しく、元氣よく、佳い一年にしていきたいと思います。
本年のキーワードは、「戦力の集中」です。
全員でお客様のことを考え、これまで以上に、全社をあげてサービスを提供する体制を作って行きます。
一年の行動指針を、
・昨年からの取り組みを絞り込み、SES事業の充実とパートナーシップの充実を中心に、事業推進をはかること。
・そして、しっかりとした組織化とともに引き続き、規模の拡大を目指すこと。
・また、上記の方針を支える人材を育成し、個人力量、組織力の向上を図ること。
としました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、前回まで投稿してます、「戦略の基盤『パートナシップ』」ですが、今回は、「研修サービス」についてご紹介したいと思います。
何度も書きますが、当社のミッション
(1)ITサービスプラットフォーム企業となり、地域・社会に貢献すること。
(2)オープンソースやオープンデータで自らのサービスを作り、地域社会に貢献すること。
(3)次世代の育成に積極的にあたり、ITで福岡を盛り上げ、アカデミックでサイエンスな街づくりに貢献すること。
の(3)の部分が、「研修サービス」につながるものです。
こちらのサービスは、UOSグループ(https://uos.jp/)のメンバーである、株式会社GKI (GKI Co.,ltd )さんとのコラボレーションでご提供します。まだ、サービス開始前ですが、株式会社GKIの研修サービスをコーディネイトすることで本サービスをご提供して行きます。
この、研修サービスの骨子は3つです。
1.IT企業に向けた、実戦に強い正しい基礎力を有したプログラマ育成に寄与すること、
2.DXを実践する企業に向けた、デジタル人材育成に寄与すること、
3.プログラマを目指す方に向けた、IT業界にチャレンジする場を提供すること、
これらの目的に合わせた、カリキュラムの開発・提供を、株式会社GKIさんとともに取り組んで参ります。
それぞれの目的に応じたサービスを紹介しますと、
1.新入社員研修(ハイブリッド・オンライン対応)
https://gkij.net/corporate/newcomer-training/
2.業務変革支援 STEP
https://gkij.net/corporate/dxtraining/
3.IT業界チャレンジスクール(Career Design Camp)
https://gkij.net/careerdesign-camp/
オンラインでの研修が対応可能になった今、ご要望に応じたカリキュラムを選択していただくことが可能です。
今後、サービスを拡充して参りますのでどうぞご期待下さい。
私たちNEXTシステムズは、お客様のご要望に添って時代に応じたサービスを、パートナーとともにご提供してまいります。
2023年もどうぞ宜しくお願いします。
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来年のトレンドは力強さと優しさ!?2023年のデザイントレンドとカラートレンドを見てみよう
いつもお世話になっております。
NEXTシステムズの河村です。
さて、クリスマスシーズンも終わり世間はすっかり年の瀬ですね。
今年も残りわずかですが仕事や私生活共にやり残しの無いよう皆様お気をつけくださいね。
細かく掃除を行っていたつもりでも気が付けば自室の隅に汚れが目立つようになっていましたので年内に大掃除を何としても行わなければなりません…
とそんな話はさておき、皆様はデザインの世界にもトレンドがある事をご存知でしょうか?
ファッションの世界では常に2.3年先のトレンドが設定されておりトレンドに沿った洋服や装飾品が作られている、というのはよく耳にするお話ですがデザインの世界にも似たようなものが有ります。
今年流行したトレンドについて例を挙げるならばSNSにおける「ダークモード」こちらは2022年のトレンドとされています。
ダークモードとは、通常の明るい配色ではなく、「黒」を基調とした画面になる機能の事で、SNSだけでなく最近のスマートフォンやパソコンでは、デフォルトで搭載されていることも多い機能ですね。
暗い場所でも画面が眩しくならない為、目への負担を減らす事が出来ると言われています。
私も実際スマホの待ち受け画面やSNSは基本ダークモードで統一しています。
この様にデザインの世界にもトレンドがあり、来年のデザイントレンドも既に公表されている物が有ります。
と言う事で今回は来年流行すると言われているデザインと色のトレンドについて紹介していこうと思います。
①デザイントレンド-粒状感のあるイラストの配置
こちらはHPのメインビジュアルに使用されているイラストやグラフィックにざらざらした質感を加える事でレトロな雰囲気とモダンな印象を同時に得る事が出来るようになります。
イメージとしては下記のサイトトップ画面を見てもらえればイメージしやすいかと思います。
・ギガファイル便
・本と美容室
②デザイントレンド-縦スクロール
続いてのデザイントレンドは縦スクロールです。
縦スクロールと聞くと、どのWebサイトも基本的に縦スクロールで読み進めるのでトレンド?といった感想を抱くかもしれませんが、今回紹介するのはページをスクロールしていく毎にコンテンツがコマ送りの様に進んでいくサイトの事です。
このデザインを取り込んでいる代表的な物は以下の通りです。
・Macbook販売ページ
・ポケットモンスタースカーレット/バイオレット
さて、来年流行が予測されているデザインについて紹介してきましたが、トレンドを一足早く取り入れているサイトもありますので来年以降はこういったデザインのサイトがもっと増えていく事が予想できますね。
続いては色のトレンドについてです。
トレンドカラーというのは、PANTONE※1とJAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)※2という企業と組織が毎年発表している物でアパレルを始め、Webサイトや工業デザインといった様々な業界に影響を与えています。そんな二つの組織が発表している来年のトレンドカラーは以下の通りです。
①トレンドカラー₋ビバマゼンタ
まずはPANTONE社が公表している来年のトレンドカラーはビバマゼンタ(Viva Magenta)です。
この色はイメージとしてはすこし濃いめの赤に黒が混ざったような色で、堂々とした力強い印象を与えてくれます。
ビバマゼンタは画像の通り非常に発色がはっきりした色立ちの為、この色をメインに使う事も出来ますし差し色としてワンポイント添えるだけでも充分に映える色になっていますので使い勝手の良い汎用性のある色になっています。
②トレンドカラー₋ルミナスイエロー
続いてはJAFCAが公表している2023年のトレンドカラーはルミナスイエローです。
この色のイメージとしてはビバマゼンタの様な力強い色とは違い、明度が高く彩度の低い※3イエローで柔らかで優しい落ち着いた印象を与えてくれる色です。
ルミナスイエローは画像の通り、淡い色立ちをしていますがメインカラーとしての運用は勿論、他の色を引き立たせる事にも役に立つ色ですので今後目にする機会が多くなることが予想されます。
さて、ここまで来年流行が予想されているデザインやカラーについて紹介してきましたが如何でしたでしょうか?
ちなみに2022年のトレンドカラーについてはPANTONE社からは「ベリーペリ(少し紫がかった淡いブルー) 」が、JAFCAからは「ジョリーコーラル(オレンジをベースとした、優しい蛍光色カラー)」が選出されました。これらの色が選出された理由や使われ方を調べてみるとまた新しい発見がありそうです。
最後に弊社の今年のテーマは「Create」でした。
私もそんな弊社の今年のテーマに沿って業務や私生活において様々なものをCreateしてきました。
来年も今年以上に様々なものを創り出していきたいですね。
それでは、皆様よいお年をお迎えください。
注釈
※1 PANTONE社とはアメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある企業。1962年の創業以来様々な業界を股にかけグラフィックデザインや印刷、テキスタイル、プラスチックなどの業界の事実的な世界標準となっている。
※2 JAFCAとは一般社団法人 日本流行色協会の略称。
あらゆる分野へのトレンドカラーの提案を行うことで、商品開発の指針を与えるとともに、生活者の豊かな色彩生活の実現のための活動を行っている。
※3明度や彩度についての解説は過去のNEXTブログを参照の事
参考文献
【最新版!2023年】Webデザイントレンド予測!
https://b-risk.jp/blog/2022/11/design-trend2023/
JAFCA公式HP 色のコラム
https://www.jafca.org/colorcolumn/20221209.html
PANTONE社公式HP Color of the Year 2023
https://www.pantone.com/hk/en/color-of-the-year/2023
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