9月17日木曜日 UOS九州支部の特別講演にて、沖縄から「平田大一」さんがお見えになり、講演をされました。
平田さんは沖縄を拠点に活動されている、詩人で演出家です。
多彩な経歴の持ち主で、行動する詩人、若き演出家、地域活性化の旗手として活動をされています。
この日も、会場につくとすぐに、「人づくりの種をまく」のポスターを作成され、講演の最後には「横笛」を披露されるなど多芸な方でした。
この日は、舞台公演の紹介も兼ねて、「地域発!感動体験夢舞台」のタイトルで講演をされました。
平田さんは、1999年に勝連町教育委員会(現在合併によりうるま市)が、「子ども達の感動体験と居場所づくり」、「ふるさと再発見」「子どもと大人が参画する地域おこし」等を目的に企画した、現代版組踊「肝高の阿麻和利」を10年にわたり演出をされているそうです。
この現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」は、100数十名の地元中学生、高校生が出演する舞台だそうで、沖縄に古くから伝わる伝統芸能「組踊」をベースに、現代音楽とダンスを取り入れた、いわば「沖縄版ミュージカル」とのことです。見せて頂いた舞台公演のDVDではおもわずもらい泣きをしそうでした。
講演では、この「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」を中心に、平田さんの学生時代の話から現在に至るまで、「肝高の阿麻和利」にたずさわられた経緯や子供たちあるいは大人たちとのかかわりのエピソードを交え楽しくお話戴きました。
平田さんは「社会と子供」のつなぎ役、「大人と子供」のつなぎ役、「経済と地域」のつなぎ役、としての役割が使命であるとして活動されているそうです。
印象に残ったのは「仕事は実績だけではなく、期待感で与えられる」という、人間の可能性をあるいは人の持つ「氣」の力を感じさせてくれる言葉でした。
平成22年1月10日・11日に福岡市民会館(福岡市中央区天神5-1-23)にて、
「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」福岡公演が行われます。