こんにちは。事業戦略チームの高野です。
今回は少しだけ堅いお話になります。
先月、Jamiroquaiの代表曲「Virtual Insanity」が25年ぶりに4K映像となって再公開されました。
ご存じの方も、そうでない方もまずはご覧になってください。
動画再生はこちらから >> https://www.youtube.com/watch?v=OeTFAiYbR9o
そのうえで、質問です。
動いているのはどちらでしたか?
A.床
B.壁
多くの方は「A.床」と答えるのではないでしょうか。
実際は、壁にカメラ、ソファ、椅子が固定され撮影されています。
しかもCG合成ではなく、壁を動かしているのは30名以上のスタッフ。
この作品(Music Video)を知ったのは私が大学生のときでしたが
造形美術の教授に話すと「無いものを創るのがアート」と仰っていた。
また、私が愛してやまないサカナクション・山口一郎さんも
「アーティストは未来のことを考えないといけない。ただ消費されるだけの音楽は音楽ではない。」と
某テレビ局の何とか大陸で持論を述べている。
2015年当時は360度全方位再生という概念はなかったが、彼はいち早くバイノーラル音源に挑戦している。
動画再生はこちらから >> https://vimeo.com/145636083
ものづくりの醍醐味を創作であるとすれば、ものづくりをする人は無いものを創り出し
未来のことを考え、ものを創ることが求められるということになる。
冒頭の「Virtual Insanity」はものづくりに直結するものではなく単なるMusic Videoである。
しかし、25年もの歳月を経てもいまだに衝撃的で観るものを飽きさせない作品であることは間違いない。
マーケティングを「売る」「儲ける」「仕組み」などと形容することはあるが
「遺産化されるもの」「長く愛され続けられるもの」という観点が欠落している。
日本は世界で100年企業がいちばん多い国です。
「遺産化されるもの」「長く愛され続けられるもの」という観点が大きく作用しているように考えるのは私だけでしょうか。